計測機器

【圧力計】たったそれだけ!?圧力計と連成計の違い、使い分けについて

更新日:

配管や機器内の圧力を機械的に測定する計測器には圧力計、連成計、真空計という3つの種類があります。この3つは圧力を測定できる範囲が違います。

今回は、日頃感じる小さな疑問、圧力計と連成計、真空計の違いについて解説します。

こちらの記事は動画でも解説しているので、動画の方がいいという方はこちらもどうぞ。

圧力計、連成計、真空計の測定範囲

  • 圧力計 ⇒ 0MPaG(0.1MPa)以上
  • 連成計 ⇒ -0.1MPaG(0MPa)~ 中圧(0.4MPaG程度)
  • 真空計 ⇒ -0.1MPaG(0MPa)~ 0MPaG(0.1MPa)

このように圧力の測定範囲によって使用用途が変わります。

圧力には大気圧を基準としたゲージ圧(MPaG)絶対真空を基準にした絶対圧(MPa)があります。0MPaG=0.1MPaを表します。大気圧は101.325kPaです。

圧力計

圧力計は、大気圧(0MPaG)以上の圧力を測定する事が可能です。どこにも取り付けておらず大気圧の場合は、指針が0を示しており、負圧になったとしても指針がそれ以下になることはありません。

負圧になるような用途で使用してしまうと、圧力計が故障する可能性があります。圧力を測定したい減圧弁の前後や、ポンプの前後、内圧が上がるタンクなどに取り付けられます。

常に大気圧以上で負圧になることがない場合に利用します。設定値を入れると接点が入ったり離れたりする接点付きの圧力計もあります。

【圧力計】サイフォン管は何のためについている?

蒸気などの高温の流体の圧力を測定する場合、圧力計や圧力センサーにはサイフォン管が必須です。 今回は、 ...

続きを見る

連成計

連成計は正圧(大気圧以上の圧力)から絶対真空(-0.1MPaG)までの圧力を測定することが可能です。ただし、メモリ幅の関係から、詳細な真空は測定することができません。

正圧にも真空にもなる可能性があるポンプの吸込や蒸気を使用する熱交換器、その他の凝縮する気体を使用する箇所で使用します。内圧が大気圧よりも下がる可能性がある箇所には連成計を設置しといたほうが無難です。

例え真空にならなかったとしても連成計は壊れることがありません。連成計にも設定圧力で接点が入り切りするような接点付きの真空スイッチというものもあります。

真空計

真空計は、大気圧以下の圧力を詳細に計測することができます。

大気圧以上になることのないような真空ポンプやコンプレッサーの吸込口などの圧力測定に使用します。連成計に比べより詳細な真空を計測できますが、大気圧以上になった際には故障のリスクが上がるので注意が必要です。

【圧力計】サイフォン管は何のためについている?

蒸気などの高温の流体の圧力を測定する場合、圧力計や圧力センサーにはサイフォン管が必須です。 今回は、 ...

まとめ

  • 圧力計は大気圧以上を測定する機器
  • 連成計は絶対真空~中圧程度の測定をする機器
  • 真空計は大気圧~絶対真空の測定をする機器

圧力を測定する機器でも、測定範囲にによって3つの種類に分かれます。また、測定レンジを間違えると故障してしまうので注意してください。

取り付ける箇所が、大気圧以上の正圧なのか、それ以下の負圧なのかを考えて使い分ける必要があります。たまに圧力計と連成計を同じものだと勘違いしている方がいますが、一応使い分けられているので覚えておいてください。

プラント業界に転職するなら

\プロフィールを登録すると企業からオファーが届きます!/

■ プラント業界に特化した転職サイト。
■ プラントエンジニア600名、企業300社が登録。
■ 企業担当者とチャットでやり取り。

という全く新しいサービスです。



技術系資格取得を目指す方必見!おすすめ通信講座

最短で資格を取得するためには、いかに効率よく学習するかが重要です。モチベーションを維持しながら最短で資格取得を目指すなら通信講座を利用するのもおすすめです。

シンプルで分かりやすいテキストSAT『エネルギー管理士熱分野』

現場技術系専門の通信講座です。イラストを多用したシンプルで分かりやすいテキストと動画がセットになっています。

価格もお手頃で、特に熱力学などを学んだことのない初学者におすすめの通信講座です。

エネルギー管理士以外にも電験や衛生管理者など25の資格の通信講座を展開しています。

電験取得を目指すならSAT『第三種電気主任技術者講座』

イメージしにくい交流回路についても多様なイラストと解説動画で詳しく解説してくれます。独学ではなかなか勉強が進まないという方に特におすすめの講座です。

電気について詳しく学べるので実務で電気を使うという方には最適な教材です。

製造業向け通信講座の老舗 JTEX『エネルギー管理士講座』

テキストとレポート形式の通信講座で、最も実績の多い会社です。エネルギー管理士の電気分野を受けるならおすすめの通信講座です。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

エコおじい

プラントエンジニアです。2017年から工業技術に関する情報をまとめて発信しています。最近、Youtubeも始めました。応援していただけるという方は更新情報などを発信するので、Twitterのフォローお願いします。

-計測機器
-

Copyright© エネ管.com , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.