転職

【転職】同業界、異職種転職のメリットデメリットについて

新卒で会社に入社して3~5年以上経ち、仕事もある程度出来るようになってくると、転職を意識し始めるという方も多いのではないでしょうか?

実際に転職は自身の仕事の幅を広げたり、収入を上げるのにとても有効な手段ですが、メリットが大きい反面、しんどいことも多くあります。今回は、実際に同業界異職種の転職を経験した自分が転職をして感じたメリットデメリットについてまとめてみたいと思います。

これから転職を考えているという方に是非、参考にしていただければ嬉しいです。

自分の転職の目的

私自身の転職の目的は主に次の3つでした。

  • 業務領域を広げたい
  • 規模の大きい仕事がしたい
  • 給料を上げたい

仕事で求められる業務領域や案件の規模は所属する会社の規模で決まってしまうので、業務領域や案件規模を拡大させるためには転職によって会社を変える必要がありました。

実際に転職してみるとこれは明らかで、同じ業界と言えども求められる能力や知識はかなり変わり、案件規模も何十倍にもなっているので当初の目的は達成されています。

最後の「給料を上げたい」については、残業代で大きく上がりましたが基本給が上がったわけではないので何とも言えない感じです。それでも額面で言えば100万円ほどは上がりそうです。

転職して感じた転職のメリット

まず、実際に転職して感じたメリットは次の3つです。

急成長できる

転職することで新たな分野の知見が日々入ってくるので急成長できます。

イメージとしては「その国の言葉が何も分からない状態で異国に放り込まれて、なんとしてでも理解しないと生きていけない」という状態に近いです。ストレスはかかりますが、これまでと違う分野の知識を吸収するには最高の環境だと言えます。

同じ会社にいる状態で別分野の勉強をしようと思うと休日を使うことになりますが、会社そのものを変えてしまえば業務時間中もその分野の知識が求められるので習得効率は圧倒的に上がります。

どこでも働けるという自信が付く

一度でも転職をしたことがある方なら共感してもらえると思いますが、日々の仕事にはその会社特有で他社では使えないスキルとどこに行っても通用するスキルの2種類あります。

一度転職を経験すると、前職の経験で活きたこととそうでなかったことが明確に分かるので、何を意識して働けば他社でも通用する人材になれるのかが体感的に分かるようになります。

一度転職したことで、同業界であればまた転職してもある程度のパフォーマンスは出せるという自信が付きました。

別の角度から物事が見れる

二社経験したことで、物事の見方が会社によって全く変わることが分かりました。

例えばメーカー時代は売る側にいたので「どうすれば信頼されるか、どうすればいい提案ができるか」を考えながら働いていましたが、買う側に回ると色々なメーカーが日々提案に来ることになるので逆の立場から物事を見ることができます。

企業が変われば関わる人との関係性も全く変わるので、別の角度から世の中を見ることが出来るようになります。

転職して感じた転職のデメリット

転職してしんどいと感じたポイントについてまとめます。

社内の立場が低くなる

転職することでこれまでの仕事の実績や信頼がなくなるので、社内の立場は一気に低くなります。

例えば、前職では自分の意見が通った場面でも同じ意見でも聞いてもらえなかったりします。また、異職種の場合は新卒で入社した同年代に比べ経験も劣るので比較対象が数年下の世代と同等になることもあります。

エコおじい
年功序列色の強い会社では少しでも早く入社して経験年数を伸ばすのが一番いいですね。

出世は遅くなる

上と同じ理由ですが、新卒者の多い企業の場合は年次が重要視されるので中途で入社すると出世は明らかに遅れます。ただ、これは中途で入った人が役職付に多い企業もあるので一概には言えません。

その会社で出世したい場合は中途入社者がどのぐらい役職付きにいるのかなどを確認しておいたほうがいいですね。

人間関係がリセットされる

良くも悪くも人間関係がリセットされるので、また働いている人の顔と名前を覚えるところからスタートすることになります。

転職して感じましたが、同じ組織の人同士が食事の時にする会話ってほとんど社内事情ですよね。それも最初は全くついていけないので中々しんどく感じます。人間関係がリセットされるのも転職してしんどいと感じたことの一つです。

転職を考えている人に伝えたいこと

ここからはこれから転職をしようかどうか迷っている人に伝えたいことです。

収入だけが目的の転職はしんどい

転職は同業界同職種であればそこまでかもしれませんが、異業種や異職種の場合は結構しんどいことも多いです。

自分の場合は、転職することで情報発信のネタが増えるので、収入アップはおまけのような感じでしたが、収入のみを目的に転職するとしんどさの方が勝るかもしれません。収入以外でも達成したいことがどれぐらいあるかをよく考えたうえで転職先を選ぶのがいいかなと思います。

得るものも大きいが失うものも大きい

転職して思うのですが、会社が違えばできる仕事の内容は全く変わります。自分の場合は案件の規模が大きくなったので以前の会社で「こんな仕事ができるのが理想」とされていたことが当たり前のように行われていて驚きました。

企業は事業の規模や得意分野によって仕事が限定されますが、労働者は転職すれば企業を移ることが出来るので実質できない仕事はありません。ただ、転職は決してキラキラしたものではなく、仕事内容や肩書が変わるだけでやるべきことをきっちりこなすという労働自体は同じです。

得るものが大きい分、失うものも大きいのでそれらを天秤にかけて決めるのがいいかなと思います。

年齢は本当に重要

これも転職して感じたことですが、同業界でも異職種の場合は年齢を意識したほうがいいです。というのも入社してしまえば、どうしても同年代と比較されることになるので年齢が上がれば上がるほど経験の差が大きくなります。

異職種の場合は同業界といえども本当の即戦力にもなれないのである程度猶予期間が必要です。なので年齢的に20代後半から30代前半が限界に感じます。やりたいことがあるのなら自分の年齢も視野に入れて動くのが良さそうです。

達成したいことがあるなら動くべき

転職はデメリットも大きいですが何かしら達成したいことがある場合は動くべきだと思います。

今の時代、普通に生きてたら何十年も働くことになるので、やりたいことがあるなら少しでも早めに動くのがいいですね。動くだけ動いてだめでも特に失うものがないのも転職のいいところです。

まとめ

転職のメリット

  • 急成長できる
  • どこでも働けるという自信が付く
  • 別の角度から物事が見れる

転職のデメリット

  • 社内の立場が低くなる
  • 出世は遅くなる
  • 人間関係がリセットされる

転職のメリット、デメリットについてまとめてみました。

もちろんこれら以外にも人によっては勤務地が限定出来たり、休日を増やせたり人間関係を改善出来たりと別の目的があると思うので、転職の目的をよく考えた上で実際にするかどうかを決めるのが重要ですね。

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  • この記事を書いた人

エコおじい

プラント業界一筋のエンジニアです。「工業技術をどこよりも分かりやすく解説する」をテーマに2017年からブログ、Youtubeで情報発信をしています。保有資格はエネルギー管理士と電験三種です。

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