配管

【配管】フランジ規格FFとRFの違い、使い分けは?

バルブや配管を接続するフランジにはJIS10Kなどの後ろにFFやRFという種別が記載されています。

低圧ではFFとRFでどちらを使っても問題ない場面が多いので使い分けが良く分からないという方も多いのではないでしょうか?

この記事では、フランジの座面形状を表すFFとRFの違いについて解説します。

FFとRFの違い

FF

FFはFlat Face(フラットフェイス)の略で上の図のようにガスケットの座面を全面に仕上げたものを言います。主にJIS10K、JIS20K、JPI150、JPI300などの低圧で使用されます。

全面をシールするため、RFよりもシール面にかかる面圧が小さくなります。内部流体が危険性のない水や空気などの場合に良く利用されます。

【配管】フランジ規格、ASME?JPI?違いって何?

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RF

RFはRaised Face(レイズドフェイス)の略でボルトの内側に平らな座面を設けたものを言います。FFと比べるとボルトナットで締め付けた際に、より面圧がかかるので内部流体が漏れにくくなります。よって内部流体が危険物や高温流体の場合に良く利用されます。

ただし、接続するバルブが鋳鉄製など比較的脆い場合、RFはボルトナットの締め付けにより曲げ応力が生じるので、割れが発生するリスクがあります。このことより、接続先が鋳鉄バルブの場合はRFはあまり使用しません。

まとめ

  • FFはFlat Face(フラットフェイス)の略でガスケットの座面を全面に仕上げたもの
  • RFはRaised Face(レイズドフェイス)の略でボルトの内側に平らな座面を設けたもの
  • RFはFFに比べ面圧は上がるが、鋳鉄製の場合には割れが発生するリスクがある

バルブの型式によってはラインナップにFFしかないという場合もあり、都度配管側で接続形式を合わせる場合があります。

是非、接続がちぐはぐにならないよう図面や実物を見ながら注意していきましょう。

配管

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  • この記事を書いた人

エコおじい

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