蒸気には飽和蒸気よりも温度の高い過熱蒸気というものがあります。過熱蒸気は飽和蒸気と違い圧力によって温度が決まっているわけではありません。
大規模なプラントなどでは過熱蒸気の状態で輸送されることが多いです。今回は過熱蒸気の温度を表す過熱度について書いてみたいと思います。
こちらの記事は動画でも解説しているので、動画の方がいいという方はこちらもどうぞ。
1. 過熱度とは?
過熱度とは、過熱蒸気が飽和温度より何℃高いかを表す指標です。例えば飽和温度が150℃の過熱蒸気の温度が170℃だとすれば過熱度は20℃になります。過熱度が高くなればなるほど復水になりにくくなります。
過熱蒸気はボイラーから発生する飽和蒸気を加熱炉などでさらに加熱して温度を上昇させることで作られます。また、蒸気の減圧などによっても飽和蒸気から過熱蒸気に変化します。
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2. 過熱蒸気は何に使う?
過熱度を計測するためには温度と圧力の両方の測定が必要です。
まず、圧力を測定し飽和蒸気表からその圧力での飽和温度を読み取ります。その後、温度を読み取り飽和温度と何℃ずれがあるかを計測することで過熱度が分かります。
蒸気表についてはネット上に落ちているので参考にしてみてください。
3. まとめ
- 過熱蒸気は飽和蒸気よりも温度の高い蒸気
- 過熱度は飽和蒸気との温度の差
- 過熱度は圧力と温度を計測すればわかる
いかがだったでしょうか?蒸気の過熱度についてあまりいい情報がなかったので記載しました。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
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